1.知っていましたか?日本の生ごみ事情

 2002/3年以降、ごみ処理の有料化や施策の併用によって、日本での家庭ごみ排出量は減少傾向にあります。各ご家庭での”ごみを減らそう”という意識が、大きな数字の変動になって現れているというのは、とても素敵なことですよね。日々、分別をしてごみ廃棄をしていることは、資源物のリサイクルに積極的に参加している”環境保全活動なんだわぁ~”、という認識でOKだとおもいます。

 ところで、家庭からでるごみの全体量が減っていくなかで、さらに家庭ごみを減らすためには、家庭からでる「生ごみ」を減らしていくことが必須だということをご存知でしたか?学術研究者の論文で示されているデータ*から解釈すると、リサイクル資源の分別が着実に進んできた現在、日本の家庭ごみのなかで、(1)大きな割合を占めていて、かつ、(2)リサイクル可能な”資源ごみ”としての次のターゲットは、「生ごみ」なのだそうです。


*現代社会研究(10), 77-85, 2012

2.各家庭での協力が必要で、補助金が出る自治体もある!

 さて、その家庭の「生ごみ」を減らすための努力というのは、様々な形で政策的に試されてきています。自治体運営によるリサイクル施設の設立や、家庭での生ごみ減量・リサイクルの支援などです。けれども、先出の学術論文では、地方自治体が主体となったごみのリサイクル施設の運営には、限界があるということでした。つまり、残る選択肢は一つ。ペットボトルや缶を分別して処理しているように、私たちが”家庭で”生ごみの減量・リサイクル化を心がけるという姿勢が必要な時代に来ているようなのです。

 家庭での生ごみ処理の推奨策の一つとして、生ごみ処理機の普及を促すという方法が一部の自治体で取られており、電気式、容器式問わず、各ご家庭での生ごみ処理機の購入に、自治体が補助金を出しているようです。

 

 しかしながら、家庭への生ごみ処理機導入による、生ごみ減量・リサイクル化を行うにあたっては、現在、問題となっている点が少しあるそうです。

 

1.現在普及している生ごみ処理機は、手間がかかって、継続使用が難しいと感じている人が多い(生ごみ処理機器の継続的使用のための施策が必要)

 

2.集合住宅では、生ごみ処理機器の設置や処理物の利用の観点から、生ごみ処理機を導入されない方が多い(住居形態などの多様性に左右されない生ごみ処理の施策が必要)

 

3.生ごみ処理機を使用して生じた処理物を、可燃ごみとして廃棄している人が多い(処理後の生ごみを循環的に利用する施策が必要)

3.問題解決にむけて、私たちが家庭で選んでいくべきもの

1.手間がかかる を解決

 SUUMOのサイトを拝見すると、実は、生ごみ処理機の一つである「ディスポーザー」は、”家事が変わる!「使える」設備*”、”家事の負担が減り毎日にゆとりができる設備**”として、リストに挙げられています。実は、このディスポーザーシステムは、生ごみをシンク直結型の破砕機(ディスポーザー)で、細かく泥状に砕いて、水と一緒に流してしまうシステムです。生ごみ発生と同時に、排水口からごみを流してしまえるので、一度使っちゃうと、二度と手放せない便利さです。しかし、日本では生活排水の水質汚濁を防止するための法律などがあり、ディスポーザーは、それ本体だけでは使えないのが現状です。

 しかしながら、各ご家庭での”手間がかかる”を解決して、継続的な使用をするためには、すぐに処理してしまえるシンク直結型であることが重要ポイントのようです。

 

* SUUMO記事1

** SUUMO記事2

 

2.住宅形態による制限 を解決

 現在普及している生ごみ処理機は、集合住宅では使いにくいと感じておられるそうです。というのは、容器型だと設置場所が必要になる、ディスポーザー型だと水質汚濁の観点から集合住宅全体での合併処理浄化槽の設置が必要になる等の問題があり、さらに、生ごみ堆肥を活用する機会も少ないために、生ごみリサイクルに積極的に参加する動機付けが生まれにくいからです。

 そうすると、各ご家庭単独で、省スペースに設置できる生ごみ処理機が求められているということのようです。

 

3.リサイクル化 を念頭において家庭の生ごみ処理をする

 各ご家庭で、生ごみ(有機物)を土などの自然循環に戻してしまえる環境があるならば、それはとても素晴しいことだとおもいます。しかしながら、完全な自然循環に戻すことができない場合でも、その一歩手前までの処理を、各ご家庭で済ませておくことを考えることは、出来るのではないでしょうか?

 現在、自治体による生ごみリサイクルのシステム化は、いまだ整っていない場合が多いですが、(1)堆肥化を含め、(2)バイオガス化、(3)飼料化、(4)炭化など、自治体での技術応用が進んでいます*。リサイクル化を念頭においた家庭での生ごみ処理と、自治体の技術応用との併用で、より自然にやさしい形で日常生活を継続していくことができると考えられます。

 

*現代社会研究(10), 77-85, 2012

4.気持ちの良い物質循環を形成し、地球の環境を次世代につないでいきましょう!

 私たちは、たべものを自然からいただく形で命をつないでいます。つまり、人間は地球全体の物質循環のなかにあるのですね。そうすると、自然からいただいたものを、自然に返すのはごく当たり前のことだと思えてきます。生ごみは、自然の物質循環に戻りやすい形です。みんなが意識をして、気持ちのよい物質循環を形成し、より良い地球環境を次世代につないでいきましょう!

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今までの生ごみ処理機とは全く違う

キッチンのシンクに直結
 腐敗する前に、破砕・乾燥処理され、水のしたたる生ごみの、袋詰め・持ち運びなどから解放されます。

②汚泥が発生しない

 自社開発の鬼刃による破砕のため、破砕したごみが汚泥になりません。

③全自動処理

 単体で生ごみの破砕・乾燥・袋詰めまでを自動的に済ませます。

④ごみ重量・容量が激減

 何れも1/10~1/20に減少します。

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